品 フレッシュチーズ
生乳、塩、乳酸菌、酵母といったシンプルな材料でつくるチーズは、良質な牛乳によって味が決まる。鮮度が命のため、市内の牧場で搾乳してから30分以内に生乳の加工を始める。フレッシュな生乳でつくるので、仕上がりはとてもミルキーになり、良質で安全性も高くなる。将来的には、牛の飼料から香取市産を使用することで、一気通貫の取り組みの実現を目指す。
人 岡田 天太|伊能忠次郎商店
横浜市立大学大学院博士後期課程の1年目、週の5~6日を香取市佐原で過ごし、経営学の学びを店舗運営やチーズ作りの現場で実践する毎日。令和3年8月から令和4年11月まで香取市地域おこし協力隊であった経験は、地元生産者とのつながりを広げ、現在のビジネスに活かされている。週に2~300個ものチーズ製造に携わり、自らの技術を地域の若者に継承するべく奮闘中。
志 地域の旗振り役として
香取市内にはさまざまな良いモノがあるが、一つ一つ、個ではその持ち味が十分に発揮されにくい。会社も個ではなく市内企業との連携を通して、地域として勝つ方法を模索することが経済的にも人的にも循環することになる。
モノ・ヒト・コトをまとめる推進役になり、国内外に通用する競争力を生み出すと意気込む。
拘 地方都市でのロールモデルとなる
設立まもない会社だが、若い人たちに憧れられる会社作りをモットーに、地域ビジネスで圧倒的に突き抜ける存在になることが目標。一ビジネスモデルとして、若者が事業を承継したい、何かをやりたいと思える環境作りを心掛ける。そして、人・組織の作り方、走らせ方などの学びを、教職として学問の分野においても伝えていき、地方都市での経済サイクルに寄与することが狙いだ。