品 小江戸の八つ刻 無花果の飴煮チョコ
生でもおいしい無花果をドライにすることで、さらに旨味を凝縮。そこにチョコを絡め、上品な大人のスイーツに仕上げる。無花果という個性的な素材を、見た目にも触感にも活かすよう、加工しすぎないように。一缶には、生にすると三~四個もの無花果が入っている、無花果ファンの期待を裏切らない贅沢な一品。
人 岩立大輔|岩立本店
柔らかい物腰のなかに、菓子作りにかける熱い思いを秘める。毎日の作業の中に大なり小なりの気づきを見つけ、日々改善の積み重ねを大切にしている。
人 水海清|みずうみ農園
微生物が要のこだわりの土は、独自の竹パウダーがその秘訣。竹の切り出しから粉砕まで自らの手で行い、土づくりにかける手間はいとわない。その効果は、無花果の木の寿命が倍になってしまうほど。
志 農商工連携の取り組み
信用金庫主催の“食の商談会”で出会った両社。「甘熟いちじく」として確立した人気があるみずうみ農園も、台風被害により生食用の出荷がほとんどできない過去がある。無花果の安定した供給を目指し、加工品の新商品開発に抜擢されたのが、“芋どら焼き”がすぐれものに認定された岩立本店だった。地元農商工、三社連携による 6 次化商品の誕生である。
拘
信念の土づくり。信念の菓子作り。商品開発には半年以上を要した。
無花果は、生で食べるのが一番なのは当たり前だが、生食で食べたことがない人が多いのも実情。そこをチョコというスイーツに仕上げることで、無花果を手にしてもらう機会を増やす。果実から加工品まで、いろいろな味を楽しんでもらいたい。