いそべ耕業の雑穀

六穀米、五穀米は色とりどりの雑穀が詰められていて、白米と一緒に炊くと見た目はお赤飯のようなできあがり。黒米、赤米、緑米はもち米の分類なので、食感もおこわのような味わいになる。黒、赤、緑の米は「古代米」や「有色米」といわれ、玄米のぬか層に色素などをもち栄養価が高く、健康食として定番になりつつある。

磯部 将|いそべ耕業

四人兄弟の末っ子として生まれ、関西で就職をしていたが、今のままでは実家の農家が無くなるという寂しさを感じ、一念発起して帰郷。農機具の扱いは、前職の機械メーカーでの知識が活かされている。就農してまだ5年だが、両親から教えを請い、まっすぐな姿勢で栽培方法を自分のものにしていっている。地域でも農家の間でも、若手のホープだ。

仲間とともに

2022年4月に香取市は「一部過疎」に指定された。耕作放棄地も増える中、磯部さんは両親から受け継いだ農地の他に、そこを利用して田や畑を耕している。畑の作物は、農薬、除草剤を使用せずに、田んぼは減農薬かつ有機栽培で丁寧に育てている。一緒にやりたい人がいたら、共に農業を盛り上げていきたいという。

食への関心

雑穀米というと、健康に関心の高い方にとってはおなじみであるが、多くの人にとってあまり身近ではない食材である。より多くの方に手に取ってもらえるよう、パッケージの変更もした。そして、もっと商品を楽しんでもらえるように、雑穀米を使ったレシピをブログにて公開している。このブログは実家を離れた兄弟が書いているもので、家族が協力して営んでいる。

ちば香取のすぐれものは
香取市内の道の駅にてご購入いただけます。